第17回総会・研究集会 案内(9月22,23日開催)
平成30年度 第17回日本保健師活動研究会総会・研究集会のお知らせ
不順な天候が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。被害が大きかった地域の皆さんにはお見舞い申し上げます。お体に留意されお過ごしください。
さて、本研究会の今年度の第17回総会・研究集会ですが、ご連絡が遅くなりましたが、下記の様に9月に開催することといたしました。チラシを添付しましたので、ご活用ください。
みなさまにおかれましてはご多用のことと存じますが、是非ご参加ください。
参加申込は、このアドレスhttps://goo.gl/Xm14oNにあるフォームでお願いします。
総会テーマ:
そこに暮らしていれば健康になれる地域づくり~これからの保健師の活動~
今年度は研究集会と総会を9月22日午後から9月23日の午前の2日間にわたり行います。
■プログラム
第1日:研究集会
テーマ:多くの職種が地域づくりに参画する中で、ヘルスの保健師はどこへ
~今、これを危機とするか好機とするか~
日 時:平成30年9月22日(土) 13:30~16:45
会 場:東京都健康プラザ ハイジア 4階 研修室
≫アクセス
<プログラム>
基調講演
テーマ:昨今の地域づくり型保健活動の動向と保健師への期待
講 師:近藤尚己先生(東京大学大学院医学系研究科准教授)
活動報告
話題提供① ロジックツリーによる課題分析からの保健活動
講 師:越林いづみさん(福井県高浜町保健福祉課 課長補佐)
話題提供② 多機関・多職種で取り組む「食育支援プログラム」
~生活困窮家庭の子どもへの支援~
講 師:藤田恭子さん(埼玉県上尾市健康福祉部生活支援課管理担当副主幹)
グループディスカッション
懇親会 17:00以降(会場近くで3,000円程度のお店を確保中)
第2日:総会と研究集会
テーマ:予防的視点の健康なまちづくり
~保健を担う保健師だからできること~
日 時:平成30年9月23日(日) 9:30~12:00
会 場:東京国際フォーラム ガラス棟 4階 会議室G410
≫アクセス
<プログラム>
教育講演
テーマ:保健師だけでは健康は護れない
~今、あらためてポピュレーションアプローチ~
講 師:中板育美先生(武蔵野大学看護学教授・元日本看護協会理事)
活動報告
テーマ:地域共生社会に向けた取り組みと保健師活動
講 師:長谷部裕子さん(南アルプス市福祉総合相談課長)
グループディスカッション
総会 11:30~
議題
・平成29年度活動報告、平成29年度収支決算報告
・平成30年度活動方針、平成30年度予算
参加費:会員2,000円、非会員3,000円、学生1,000円
メールでの申し込み先:
日本保健師活動研究会事務局 E-mail: h-kashi@mpu.ac.jp(柏田)
参加日:22日・23日の両日、22日のみ、23日のみ、懇親会、氏名、所属、連絡先
WEB申込はこちらのフォームからお申込みください。
https://goo.gl/Xm14oN
【研究集会の企画主旨】
昨今、地域づくりやまちづくりは各地で盛んに行われています。それは主に福祉職による介護保険法の改正による介護予防としての生活支援体制整備事業や社会福祉法の改正による地域共生社会の実現としての身近な圏域における住民主体の福祉活動、地域防災として助け合い活動などです。
こうした社会の動きの中で保健師は母子等の困難事例や生活習慣病予防の重症化予防などの個別支援に追われがちです。目の前のことに追われながらも「これで良いのだろうか」と悩んだり、行き詰まり感を抱いている保健師も多いのではないでしょうか。保健師は予防の視点をもって住民の主体性を尊重しポピュレーションアプローチで地域づくりを行うノウハウを持っています。住民の健康状態を健診で捉え指導として説得することも必要ですが、環境に働きかける予防的な活動展開も必要です。少し発想の転換を図り、肩の力を抜いて、「そこで暮らしていれば知らずと健康になる」といったまちづくりを考えていきたいと思います。
保健師は地域に出て地域を捉え、地区診断の掘り下げを行い、個別支援に終わらせないで、幅広い地域の関係者と手をつなぎ、保健師の強みを生かして、地域・社会の環境を変える力を磨きましょう。